ガイド
BitwardenのTOTPコードをMacのメニューバーで
MacでBitwardenの二段階認証コードを使う方法は4つあります。いちばん簡単な方法から、いちばん速い方法まで順に紹介します。
Bitwardenには、二段階認証のキーを保存して、6桁の認証コードを作る機能があります。Macでそのコードを使う方法は4つ。ブラウザ拡張機能、デスクトップアプリ、Bitwarden CLI、そしてCodeCatchです。はじめの3つは、Bitwardenだけで使えます。
Bitwardenのヘルプページによると、認証キーはどのプランでも保存できます。ただし、コードを表示するにはプレミアムか、有料プランの組織が必要です。
4つの方法を比較
| 拡張機能 | デスクトップアプリ | コマンドライン | CodeCatch | |
|---|---|---|---|---|
| 使える場所 | ブラウザ | どのアプリでも | ターミナル | どのアプリでも |
| 毎回の手順 | なし(入力時にコピー) | 開いて検索、コピー | コマンドを入力 | ショートカット、名前、Return |
| キーの保存先 | Bitwarden | Bitwarden | Bitwarden | BitwardenとMacのキーチェーン |
| オフライン | ロック解除中なら | ロック解除中なら | ロック解除中なら | 使える |
コードのしくみ
二段階認証をオンにすると、サービスから秘密のキーが渡されます。たいていはQRコードの形です。認証アプリは、そのキーと現在の時刻を組み合わせて、30秒ごとに変わる6桁のコードを作ります。これがTOTP(時間ベースのワンタイムパスワード)です。キーを持っていれば、スマートフォンでも、BitwardenでもCodeCatchでも、コードを作れます。
なお、Bitwarden Authenticatorはスマートフォン用の別のアプリです。このページで扱うのは、パスワードマネージャーのBitwarden本体が作るコードです。
1. ブラウザ拡張機能
いちばん手間がかからない方法です。拡張機能がユーザー名とパスワードを入力するとき、コードも一緒にコピーします。コードの欄で⌘Vを押すだけです。
何もコピーされないときは、拡張機能を開いて「設定」>「自動入力」>「TOTP を自動的にコピー」を確認してください。Bitwardenによると、初期設定でオンになっています。
2. デスクトップアプリ
Bitwardenのデスクトップアプリでログインアイテムを開くと、コードが残り時間のカウントダウンと一緒に表示されます。クリックするとコピーできます。
ブラウザの外でのログインにも使えます。ただ、毎回アプリを切り替えて検索する手間がかかります。
3. コマンドライン(Bitwarden CLI)
Bitwarden CLIをインストールしてロック解除した状態で、次のコマンドを実行します。
bw get totp github.com
今のコードが表示されます。スクリプトでは便利ですが、30秒で切れるコードを手で使うにはあまり向きません。
4. CodeCatchでメニューバーから
CodeCatchは、SMSやメールで届くコードと並べて、Bitwardenのコードをメニューバーに表示します。⌃⌥⌘Fを押して名前を入力し、Returnキーを押せば、コードがコピーされます。
- Bitwarden CLIをインストールします:
brew install bitwarden-cli - ターミナルで一度だけログインします:
bw login - CodeCatchで「Settings」>「Sources」>「Bitwarden」>「Set Up…」を開きます。CodeCatchが手順を1つずつ確認してくれます。
- マスターパスワードを入力し、ログインの一覧を確認して保存します。
あとでBitwardenの二段階認証のログインを変えたら、同じ場所の「Refresh…」を使います。
設定が済めば、次のことができます。
- 検索:サービス、アカウント、サイトで探せます。
- ピン留め:よく使うログインを一番上に固定できます。
- 残り時間の表示:コードが切り替わるまでの時間が見えます。
- Steamのコードにも対応しています。
設定がうまくいかないとき
- 「bw: command not found」と出る。Bitwarden CLIがインストールされていません。
brew install bitwarden-cliを実行するか、Bitwardenのサイトから入手してください。 - 「You are not logged in」と出る。ターミナルで
bw loginを実行します。Bitwarden自体の二段階認証も、ここで済ませられます。 - サーバーが違う。アカウントがbitwarden.euにある場合は、サーバーのステップでそちらを選びます。切り替えるには、先に
bw logoutが必要です。 - Bitwardenで何か変えた?「Refresh…」を使います。保存する前に、追加・変更・削除された項目を確認できます。
CodeCatchが保存するものと注意点
- ログインごとに、名前、ユーザー名、サイト、認証キーを、Macのログインキーチェーンに保存します。
- コードはMacの中で作ります。ネットへの接続は要りません。
- コードは、Touch IDかMacのパスワードでロック解除するまで隠れています。Macがスリープすると、またロックされます。
- 「Remove Bitwarden Codes…」で、保存したキーを削除できます。Bitwardenの保管庫は変わりません。
注意点は1つです。認証キーのコピーが、Bitwardenの外にあるこのMacに保存されます。キーを保管庫の中だけに置きたいなら、はじめの3つの方法を使ってください。
どれを使えばいい?
- ほとんどブラウザで使う:拡張機能。
- たまに、どこででも使う:デスクトップアプリ。
- スクリプトで使う:コマンドライン。
- 一日中どのアプリでも、SMSやメールのコードとまとめて使う:CodeCatch。
よくある質問
BitwardenのTOTPとは?
30秒ごとに変わる6桁の認証コードです。Bitwardenがサービスの秘密のキーを保存し、そのキーと現在の時刻からコードを作ります。キーはどのプランでも保存できますが、コードを表示するにはプレミアムか、有料プランの組織が必要です。
CodeCatchはBitwardenのマスターパスワードを保存しますか?
いいえ。マスターパスワードは、インポートのときに保管庫をロック解除するため、Bitwarden自身のコマンドラインツールに一度だけ渡します。保存はしません。インポートが終わると、保管庫はまたロックされます。
インターネットに接続していなくてもコードは使えますか?
はい。コードは、保存したキーと現在の時刻からMacの中で計算します。ネットで何かを問い合わせることはありません。
パスワードと認証コードを一緒に保存しても安全ですか?
便利さと安全性のどちらを取るかの問題です。両方をBitwardenに置くと便利ですが、保管庫に入られると両方を取られます。メールや銀行など特に大事なアカウントは別の認証アプリで管理し、残りをBitwardenに任せる人も多くいます。
スマートフォンのコードと違うのはなぜですか?
コードは時刻をもとに作られます。Macの時計がずれていると、コードも合いません。「システム設定」>「一般」>「日付と時刻」で、「日付と時刻を自動的に設定」をオンにしてください。
CodeCatchに出てこないログインがあります。なぜですか?
インポートされるのは、Bitwardenで認証キーが登録されているログインだけです。Bitwardenでそのログインに認証キーを追加してから、CodeCatchで「Refresh…」を使ってください。
BitwardenのEUサーバーを使っています。使えますか?
はい。セットアップのチェックリストに、bitwarden.comかbitwarden.euを選ぶサーバーのステップがあります。サーバーを切り替えるには、先にbw logoutが必要です。

